iPhoneの予測変換がおかしい時の対応方法【キーボードの変換学習をリセット】

 

筆者

✅iPhone愛好歴7年
✅4機種使用し自分でデータ移行
✅iPhoneの使いやすさが大好き

iPhoneの予測変換で困っている人

iPhoneのキーボードで入力すると、予測変換に関係のない単語が表示されるようになってしまった。対応方法を知りたい。

 今回はこのようなお悩みに答えていきます。なお、iPhoneに最初からインストールされているキーボードを想定しています。独自に追加したキーボードの不具合対応は個別にお調べくださいませ。

 最初に、対応方法をまとめますと次のようになります。

キーボードの予測変換がおかしい時の対応方法

①キーボードの変換学習をリセット
②ユーザー辞書に登録
③英語の場合、予測変換をOFF

 本記事では①の方法をお勧めとして先にご説明して、その後に②と③をご紹介します。
 なぜなら、②の登録は効果的ですが単語や文字・数列1つずつ入力する必要があるため作業量が多くなることと、本ブログの使用言語はほぼ間違いなく日本語だと思われるので③の優先度が下がると考えるためです。

 念のためですが、絶対にしてはいけないことをお伝えします。

「全ての設定をリセット」と「全てのコンテンツと設定を消去」は絶対にしないでください。(新しい機種に変更する際に、旧機種をリサイクル等の引き取りに出す時にのみ使用します。)

 では早速本題に入ります。

①-1 キーボードの変換学習をリセットする

 iPhoneのホーム画面から、「設定」→「一般」→「リセット」→「キーボードの変換学習をリセット」(パスコード入力)の順に進めると設定ができます。
 具体的には次の2つの画像のようになります。

まずiPhoneのホーム画面から「設定」→「一般」→「リセット」に進みます

「キーボードの変換学習をリセット」をタップすると「パスコード入力」を求められます。このスクリーンショット画像では表示されていませんが、パスコード入力画面の下部に専用の入力用キーボードが表示されますので、それを使用してパスコードを入力します。

 パスコードを入力後に表示される「変換学習をリセット」を選択すると、ご利用のiPhoneのキーボード予測変換について、変換学習のリセットが完了します。

①-2 キーボードの変換学習をリセットした事例

 今回の記事を書くきっかけとなった事例をご紹介します。

 SNSでつながっている友人が、使用しているiPhoneの予測変換がうまくいっていないと困っておりました。その時に見せてもらったスクリーンショットが次の画像です。
 なるほど、と共感していただけるのではないでしょうか。入力した文字「rt」と関係のない予測が多く表示されています
 この状況ですと、冒頭の②と③の対応では間に合わないですよね。
 このため①の「キーボードの変換学習をリセット」の方法を友人に伝えまして試してもらったところ、関係のない予測は表示されなくなったとのことで、効果的な対応となりました

iPhone-bug-predictive-conversion
iPhoneキーボードの予測変換がおかしい事例。入力した文字と関係のない

①-3 iPhoneの予測変換がおかしくなる理由の考察

 まず確認しますと、iPhoneは自分の会話やメール、SNSの書き方、インターネットブラウザ(Safari)の検索内容を学習して、予測変換候補の言葉を表示するようになっています。
 ですので、よく使用する言葉が予測の上位に表示される仕組みとなります。

 Apple社のサポートサイトでは次のように説明されています。

”iPhone、iPad、iPod touch の自動修正と予測入力の使い方”

入力するに従い、過去の会話の内容や書き方のくせ、さらには Safari で閲覧した Web サイトに基づいて、次に入力される単語や語句が予測され、候補として表示されます。

Apple サポート

 このiPhoneの予測学習の仕組みを踏まえますと、誤入力も学習されることが考えられますし、会話や閲覧したWebサイトに基づく学習など高度に多様な学習の機会とそれに基づく予測を行うことから思った通りではない予測変換が発生することも考えられます。

 本記事執筆時点では、バグが発生する詳細な理由については解明できませんでした。

 しかし、大事なことは快適で効率のよい使用環境を得ることではないでしょうか。本記事でお伝えする対応でよい使用環境を取り戻していただけると幸いです。

①-4 iPhoneの変換学習をリセットせずに使いたい場合

 状況によっては、思い通りの予測変換が出ているので変換学習をリセットせずに使いたい、という方もいらっしゃるかもしれません。
 本記事でお伝えできる対応方法にはありませんが、そのまま使用を続けていただくとiPhoneが一層の変換学習を積み重ねることで、誤入力による意図せぬ学習で生じていた予測が上位表示されなくなることで使用環境がだんだん改善されることも考えられます。
 そこは個別にご判断して、対応いただくことでよいのではないかと思います。

 それでは、その他にも、iPhoneの予測変換により効率的で快適な使用環境を得るために役立つ方法として②、③をご紹介しますね。

 

②ユーザー辞書登録

 よく使用する単語や文字列・数列などをユーザー辞書登録することもできます。例えばメールアドレスの入力です。ユーザーIDを入力してキーボードの表示を切り替えて@を入力して、英語入力に切り替えてドメイン名を入力する。どうやらだいぶ面倒な作業のようです。
 これをユーザー辞書登録により、二文字入力することで十数文字のメールアドレスを一発予測変換できるようになります。

 「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザー辞書」→ユーザー辞書右上の「+」ボタンをタップ→「単語」「読み」を入力して画面右上の「保存」ボタンをタップの順に進めると設定ができます。
 具体的には次の2つの画像のようになりまして、3つめの画像では表示の確認例をご紹介しています。

「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザー辞書」に進みます
ユーザー辞書右上の「+」ボタンをタップ→「単語」「読み」を入力して画面右上の「保存」ボタンをタップの順に進めると設定できます

表示の確認例です。メモやメール入力画面でお試しできます

 すばらしいですね。このあと私も早速登録して使用してみますw(使用していなかったですw)

 もし不要になった場合はもちろん削除もできます。ご参考までに手順がわかる画像を添付いたしますね。

登録した単語が不要になったら削除できます

③英語の場合、予測変換をOFF

 日本語では現時点でできない設定なのですが、英語を頻繁に使用する方ですと英語の予測変換をオフにする方法もあります。
 予測変換が思い通りに出てこず煩わしいが、リセット機能は万一のミスを考えると触りたくないという場合などがあるかもしれません。

「設定」→「一般」→「キーボード」→英語「予測」のコントロールボタンをタップしてオフの順に進めると設定ができます。英語「予測」のコントロールボタンはキーボード設定画面の一番下の場所にありますので画面をスクロールして見つけてくださいね。
 具体的には次の画像のようになります。

「設定」→「一般」→「キーボード」→英語「予測」のコントロールボタンをタップしてオフ

まとめ:iPhoneのキーボードの予測変換がおかしい時は、キーボードの変換学習をリセットする対応がおすすめです

 最後に対応方法をまとめますと次のようになります。

キーボードの予測変換がおかしい時の対応方法

①キーボードの変換学習をリセット
②ユーザー辞書に登録
③英語の場合、予測変換をOFF

 設定で対応方法を処理してみると、結構あっけなく問題が解決してしまって拍子抜けしちゃいますよね。
 でも対応方法知らないと、焦りでそもそも設定ボタンをタップしなかったり、リセットって怖いから検証しようと思って結局手付かずになってしまったり、そもそも何かと忙しくて放っておいてしまったりしがちです。
 分かります。私もユーザー辞書登録は使っていなかったですしw

 そんな時、さぞかし苛立たれたかと思います。しかしiPhoneの使いやすさは抜群です。さすがマッキントッシュで高度なGUIを実現していたアップルの機器ですね。必ず効率的で快適な使用環境を実感できる性能を備えていますので、大事に使ってくださいね。

 それに、本記事の「iPhoneで予測変換がおかしい」場合の対応方法は、実際にだいぶ極端な状況から解決した事例に基づいていますのできっとご満足いただけると思います。

 今日、この記事を読むまで手付かずでストレスをためてしまっていた方、設定画面を開いてレッツ設定です!

 以上となります!

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